| 前回、最近忙しい、という話をしましたが、私は自分の時間の使い方にいくつかの原則を設定しています。
 前にも書きましたが、ビジネスとは英語でbusinessであり、busy(忙しい)の名詞形ですから、忙しくないわけがありません。
 その忙しさの中で、自分の時間という大切な資源を
 どう配分するのかを考えて実行するのがマネージメントです。
 時間や仕事配分をするなかで最も大切なのが、「何をやるのか」を選択することよりも、
 「何をしないか」を選択することです。
 だいたい仕事というのは、ほっておけば無限大に増える性格を持っています。
 そして、1つ1つの仕事を見ると、
 どれも大切そうに見えるものなのです。
 しかし、その仕事をやるべきかと、
 それを"自分がやるべきか“という話は別です。
 私の昔のボスは”センミツの法則“を唱えていました。それは、「千の仕事の中で、本当に大切で意義があり、
 結果に大きくかかわるのは3つぐらいしかない。」
 というなんとも大胆な仕事切り捨ての術です。
 さて、センミツの法則を心にしながら、私がより具体的にどうやって仕事を選択するかと言えば
 以下の3つの視点を利用します。
 「重要度」:センミツの法則から見て、その仕事は本当に大切でインパクトのある仕事か?
 「排他性」:私でなければできない仕事か?
 「強み」:(仮に他の人でもできる仕事であっても)私がやることで
 圧倒的に結果が違うか、効率が違うか?
 以上の3つの質問にYesと答えられる仕事を、仕事の予定として組んでいきます。
 忙しさに忙殺されそうになっているときに
 自分にこの質問をすることで、
 改めて仕事分担を再配分することがよくあります。
 皆さんにもし参考になれば幸いです。 |