本屋に行って本を買わずに出てくることがよくあります。
私はまあ本が好きです。
実は子供のころは、本を読む習慣なんてまったくありませんでした。
が、16歳の頃、夏目漱石にはまって、
17歳の頃デール・カーネギーの
「道はひらける」なんかを読んだあたりから、
本好きが加速しました。
さて、今は中国に住んでいて
日本の本屋さんにいくことはほとんどなくなりましたが、
たまに日本に帰ると本屋さんに行きたくてうずうずします。
私にとって本屋さんにいくことは
もう趣味といってもいいと思います。
そんな私ですが、本屋に行くことは
必ずしも本を買うことだけが目的ではありません。
本屋をぶらぶらしていると、いろいろな効果があります。
1)タイトルを見ていると頭が刺激される
本のタイトルはとても刺激的です。
たとえば、「利益率50%以上の商売だけをやりなさい」
というような本があると、
「なにそんなこと可能なのか?」と
自分が普段の商売の中で
ちょっと固定観念を持ち始めたことに対して、
本のタイトルは、それをはずす効果があります。
つまり脳のリミッターを
本のタイトルがはずしてくれることがあるのです。
2)自分の人生の棚卸
読んできた本は自分の人生のちょっとした縮図です。
読んだことなのない分野があるということは、
ほぼ自分に経験したことのない分野があるということです
(少なくとも私の場合は)。
なぜなら、私は自分の興味をもったことは
まず間違いなく本を買って研究するからです。
だから、本屋の棚をみると、知らないセクションを見つけては、
自分の人生の幅の狭さを感じるのです。
3)自分が今興味をもっていることが分かる
前回日本の本屋に行った時私が何気なく見た本の分野は、
「天然酵母のパン作り」「カフェーのインテリア」
「和牛の飼育」「カラーリングの技術」「テーピングの技術」
「体脂肪を徹底的に落とす」「車の洗車」
「脳に学ぶ体内潜在筋力の鍛え方」
「ポールクルッグマンの経済・・・」
その他経営関連の本・・・等々です。
私は、本屋ではぶらぶらします。
そして目にとまった本を手にして目次だけぱらりと見ます。
自分が手にした本のタイトルを並べていくと、
自分が気づいていない自分の興味の分野や、
もしくは、今の自分が見ている世界の整理ができます。
等々、いろんな意味で本屋に行くのが好きなわけです。
あっ、なんか今回のコラム、メッセージ性がないですね。
(たまにはいいか)
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