日本の研修生訪問について、もう一回だけ書きます。
日本で元気に働いている中国人研修生ですが、
各企業を回った時にどこでも聞かれたのが
「仕事を始めた当初あまりにきつくてくじけそうになった。」
という一言でした。
そんな中彼らは
「私たちが中国から来た研修生だからといって
こんなにこき使って。」
と感じたそうです。
しかし、状況が少しずつわかり始めると大いに反省したそうです。
「日本人も同じ内容、同じ時間、同じきつい仕事をしている。
しかも時には工場長さん自ら汗を流している。」
中国では少しでもポジションがあがると
すぐにデスクにふんぞり返って口で仕事をするようになります。
それに慣れてしまっているのです。
しかし日本人のその勤労態度を見て感動したそうです。
また、日本人の従業員が
会社を本当に自分のもののように考えていることにも
大きな感銘を受けたようです。
中国人が日本に貢献し、日本人が中国に影響を与える。
邱先生が、わざわざ奨学金やお金を出してまで始めた事業の理念が、
時がたつにつれ少しずつ形になってきているようです。
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