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110.お金には4本足がある

この言葉は、恐らく邱先生が昔言った言葉です。
(すみません、どこでおっしゃったかは知りませんが)

人間は2本足です。
そして、お金は4本足です。
だから、人間がお金の後を追って捕まえようとしても、
絶対につかまえることはできませんよ。

ということです。

(お金はなぜ4本足ですか
という質問を私にしないでくださいね・・・。
質問は邱先生の質問コーナーにどうぞ。)

であれば、どうするか?

まあ、理屈は簡単で、追い変えてもつかまらないなら、
お金が走っていく方向を見極めて、
お金が通る交差点で大きな袋を持って
待ちかまえていればいいだけです。

みなひとまずは、お金を儲けることを必至に考えるわけですが、
一生懸命になればなるほど、2本足で追いかけてしまうんですね。

でも、経営のコツはよい意味で、「楽して儲ける」ですから、
そういう類の一生懸命さは必要ないわけです。

前に“向こう側から眺める”という話をしましたが、
お金が走りこんでくる交差点を見つけるためには、
顧客の視点と時代の視点の2つが必要です。

なぜなら、顧客の視点は、
単に顧客の志向がどう変わるか?だけの話ですが、
“お金さん”は、顧客だけでなく、
経済や政治にも関心があるからです。

ふと、一生懸命になりすぎているときに、
頭の中をマンガの状態にして、
お札に4本足があるところを思い浮かべてください。

そして、その奇妙なお札達がどこに走っていくのか、
笑いながら真剣に考えてみると、いろいろな発見がありますよ。

仕事が忙しくなって、短視眼的になっているときは、
お金もうけの神様の話に耳を傾けることをお勧めします。


2009年5月4日(月)

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