「もっとリッチ(豊か)になる」と言うのが今年の私のテーマだということを年初に書きました。
(参考「42. もっと「リッチ」になろうと思います」)
その中でリッチとはお金、時間、心だと言いました。
最近、このリッチになる秘訣はなんだということを考えていて、
あっこれだ、ということを見つけました。
私はこれを「急須の理論」と呼んでいます。その内容とは・・・。
人が豊かになるにはどうしたらいいか。
答えは他人を喜ばすことです。
商売で言うなら、「お客さんの喜びの大きさが財布の開き具合を決める。」
とよく言われますが、これは1つの原則だと思います。
リッチになる方法=急須理論を説明すると、
まずあなたの手元に小さな急須があったとします。
そしてあなたはとてものどが渇いています。
周りにはあなたのおじいちゃん、おばあちゃん、お父さんやお母さん、
兄弟をはじめ友人が座っており、それぞれの前には湯のみがおいてあります。
とてものどが渇いているあなたは急須のお茶をどうするか?
我々の東洋に伝わる仏教や儒教の必要もなく
自分ののどが渇いていても最初にお茶を注ぐのは
一番年上のおじいちゃんおばちゃんであるべきだし、
そして父母、自分がお世話になっている人、尊敬している人でしょう。
その結果何が起きるのか?
あなたの他人を敬う心を見た周りの人は、
我先にと今度はあなたの湯飲みにお茶を注ぎ始めて、
あっという間に湯のみはあふれ出すでしょう。
自分のちょっとした欲を抑えて、当然なすべき行動をとるだけど、
自分の急須の量をはるかにこえてお茶が注がれるのです。
こんな簡単な道理はお茶だけでなくお水でもお米でもそしてお金でも同じはずです。
だってそもそも物とお金は等価で交換されていたんですから。
人はなぜ、ことお金になると心の態度が変わってしまうのか?
自分の過去を振り返ってよく考え、
そして、我先にとちょっとお茶が溜まっただけで
急須に口をつけて飲み干してしまう人が多いこの中国で、最近よくこのことを思います。
次回は豊かさシリーズ第2弾で「マルサの女と邱先生に学ぶお金のため方」です。
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