先生がおっしゃった言葉で印象に残った言葉があります。
「商売というのは一瞬でも気を抜くと、
お客様はすぐに離れてしまいます」
これまでたくさんのお客さまと接する機会がありました。
中には一日に二度来てくださる方や、
もう二度と来ないという方もいらっしゃいました。
この商売をするようになってから、
そのことが身にしみてわかるようになりました。
そして、お客様が満足してまた来たくなるような商品、
空間、サービスを常に探求し
提供し続けなければならないと思いました。
それからは自分がお客の立場として買い物や食事に出かける時も、
自然とその事を意識するようになりました。
お客様がひとつでも気に入らない事があると、
次からは来て頂けません。
つまり一回一回、一人一人との真剣勝負です。
誰一人として気を抜いてはいけないと思いました。
常にベストを尽くす事、
そして毎日その為にいい準備を
しておかなければならないと思いました。
来て頂けるお客様の中にも、自分がお礼を言うべき立場なのに、
いつも感謝してくださる方がいます。
そのありがたみをダイレクトに感じる事ができるのも、
商売の醍醐味だと思いました。
ジュエリーデザイナーの父の言葉を思い出します。
「こんな幸せな商売はない」
「自分が楽しんで仕事をして、且つお客様から感謝してもらえて、
さらにお金も喜んでいただけるのだから」
今自分もそのような理想の商売がしたいと思っています。
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