上海では人と会うと必ず「ニイハオ」といいます。
友人と会うときもお店でも
どんな時も必ずといっていいほど言います。
今回はこの挨拶について考えたいと思います。
私は幼少の頃からアイスホッケーをやっていました。
大学を卒業するまで15年間プレーしましたが、
そこで学んだ事は今の生活にたくさん活かされています。
そこで身につけた重要なもののひとつは礼儀、言葉遣い、
そして挨拶でした。
私は子供の頃から
これらの事を知らず知らずのうちに身につけさせられていました。
もちろん挨拶に関しては口酸っぱく怒られましたが。
今思えばそれはとても大切なことを教わっていたのだと
実感しています。
上海に来た当初、
知っている言葉は「ニイハオ(こんにちは)」と
「シェイシェイ(ありがとう)」でした。
当然ですがこれだけで果たして生活していけるのかと思いました。
そんな自分が出来る事は、
誰に対しても笑顔でニイハオ!シェイシェイ!という事くらいです。
しかし、自分にとって当たり前のこの挨拶が出来ただけで、
不思議とコミュニケーションが徐々にとれるようになり、
友人がたくさん出来るようになりました。
そのときはなぜそのようにできたのかわかりませんでしたが、
日本に一時帰国した際に、
日本は中国と比べて挨拶を言う機会が少ないと感じたのです。
今までの生活では
挨拶を意識して使う機会はあまり多くはありませんでした。
気心知れた人たちに囲まれていた自分には
使う必要がなかったという気がします。
しかし中国に来て改めて
挨拶の大切さを身をもって学ぶことができました。
きちんと挨拶が出来るか出来ないかで
その人の印象は大きく変わってしまうのではないかと思います。
挨拶は外国人として中国に住む者は絶対必要だと思います。
私のように語学もまだままならないならなおさらですね。
これからも会う人会う人全員に
自然と満面の笑顔で挨拶ができる人になりたいと思います。
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