■柳田洋・北京からの画像便り No.403
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郵便受け
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私の会社の近くの団地にあった
郵便受けです。
日本の郵便受けは、郵便屋さんが
配達しやすいように、
郵便受けの上の部分が開いているものが
多いかと思いますが、
中国の郵便受けは郵便物盗難防止のため、
密閉式であり、鍵を開けないと、
郵便物が取り出せないようになっています。
この辺にも、中国の防犯意識の高さ、
それイコール、治安の悪さを
見て取ることができます。
逆に言えば、日本は
密閉式でない郵便受けでも
郵便物の盗難が起こらないぐらい
治安の良い国である、と言うことができます。
では、持ち主の鍵がないと開かない
密閉式の郵便受けに、
郵便屋さんはどうやって配達するのか?
答えは「マスターキーを使って
郵便受け全体を開けて配達する」です。
写真をよく見て頂けるとわかるのですが、
この郵便受けは32戸分ずつ、
観音開きで開くようになっており、
郵便屋さんはマスターキーで
郵便受け全体を開け、
郵便物を一気に投函していくのです。
治安が悪いのは良くないことではありますが、
治安が悪い国はそれを逆手に取って、
そこで培われた防犯の知恵を、
海外に輸出しておカネを稼ぐことが
できるのではないか、と思いました。
撮影日:2010年7月5日(月)
撮影:柳田洋
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