■柳田洋・北京からの画像便り No.398 ■


孟加拉産ユニクロジーンズ
先日、北京のユニクロのお店に行った時に買った
ジーンズのタグです。
通常199元(2,690円)で売られているのですが、
この日は上海店開店記念とのことで、
ほぼ半額の99元(1,340円)でしたので、
思わず買ってしまいました。

驚いたのは原産地が孟加拉(もんじゃら)と
書いてあったこと。
孟加拉とはバングラデシュの中国語名です。
ユニクロと言えば、中国の安い労働力を利用して、
価格が安い割には品質の良い商品を武器に
シェアを伸ばしてきたイメージがあったのですが、
今や、ジーンズは中国ではなくて、
バングラデシュで作られているんですね。

昨年は日本でも、ユニクロのg.u.ブランドの
990円ジーンズを皮切りに、
イオン、ダイエー、西友、ドンキホーテなどが
格安ジーンズの安売り競争を繰り広げましたが、
これらのジーンズは、やはり中国産ではなく
バングラデシュ産やカンボジア産だったようです。

バングラデシュで作られたジーンズが、
中国で売られているのを見ると、
「世界の工場」は既に、中国より人件費の安い
バングラデシュのような国に移っており、
中国は「世界最大のマーケット」として、
台頭し始めていることを強く感じます。

撮影日2010年6月5日(土)
撮影:柳田洋


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