■柳田洋・北京からの画像便り No.386 ■


喜羊羊与灰太狼
中国国産アニメで初の大ヒットとなった
「喜羊羊与灰太狼
(しーやんやんゆぃーほいたいらん、
ウキウキヒツジと灰色オオカミ)」の
映画の広告です。
昨年、テレビアニメ、映画で大ブレイクし、
今年は早くもパート2が上映されています。
私も見たことがあるのですが、
アニメとしては紙芝居を動画にしたような
非常に簡単な作りですし、
ストーリーも、毎回、
灰太狼が喜羊羊たちを
捕まえようとするのですが、
賢い喜羊羊たちの機転で失敗に終わり、
手ぶらで帰って、写真のように
奥さんにフライパンで殴られる、という、
テレビ時代劇・水戸黄門と同じぐらい
ワンパターンでわかりやすいものです。
しかし、その単純さ、
わかりやすさが受けたのか、
子どもたちを中心に絶大な人気を得て、
今では、北京の街の至るところで、
宣伝やキャラクターグッズを
みかけるようになりました。
中国ではアニメと言えば、
「一休(いーしゅー、一休さん)」に始まり、
「桜桃小丸子(いんたおしゃおわんず、
ちびまる子ちゃん)」、
「蝋筆小新(らーびーしゃおしん、
クレヨンしんちゃん)」など、
日本からの輸入物が主役だったのですが、
中国でも国産アニメ産業が
育ってきているようです。

撮影日2010年3月16日(火)
撮影:柳田洋


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