■柳田洋・北京からの画像便り No.371
■
日本のソース
|
近所の日系スーパーで買った日本のソースです。
ケチャップは欧米系の料理でも多く使われますし、
マヨネーズは丘比(ちょうびー、キューピー)が
北京の工場で生産してくれていますので、
どこでも簡単に手に入るのですが、
いわゆる「ソース」を使うのは日本人だけらしく、
日系スーパーに行って、日本からの輸入品を
買わなければならないのが現状です。
問題はその値段です。
写真のようにブルドッグのとんかつソース500mlは
38.50元(500円)という値段シールが付いています。
「ソース1本500円はさすがに高いだろう」と思い、
日本のネットスーパーで調べてみたところ、
同じ製品が238円と半額以下で売られていました。
ソースは日本から運んでくるうちに、
輸送費、関税、輸出入会社のマージンなどが加算され、
日本での売値の2倍以上の値段になってしまうのです。
今後、全ての日本企業は中国マーケットでの販売を
真剣に考えなければならなくなっていくと思われます。
しかし、中国に工場を作って現地生産を始めることには、
大きなリスクが伴いますし、かと言って、
輸入品が日本での売値の2倍以上の価格では、
いくら中国の富裕層が金持ちでも、
あまりにバカバカしくて買ってはもらえないでしょう。
日本からの輸入品を、日本より安くとは言いませんが、
せめて日本と同じぐらいの値段で
売れるような仕組みはできないものでしょうか。
撮影日:2009年11月22日(日)
撮影:柳田洋
|
|