■柳田洋・北京からの画像便り No.370
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ガソリン価格定点観測
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私の家の近くにあるガソリンスタンドに
掲げられているガソリンの価格表示、
左が1年前の2008年11月、
右が2009年11月のものです。
値段の左に書かれている数字はオクタン価であり、
98#と97#が日本で言ういわゆる
「ハイオクガソリン」ということになります。
93#の「レギュラーガソリン」は
現在、1リットル6.66元(87円)ですので、
日本のレギュラーガソリンが
1リットル127円前後であることを考えると、
日本より中国の方が30%強安い、
ということになります。
1年前に比べると、中国のガソリン価格は
3.5-4.6%の値上がりと
比較的安定しているように見えますが、
原油価格はこの間、乱高下をしています。
2008年7月に1バレル142.27ドルの
最高値を付けた原油価格はその後急降下、
半年後の2008年12月には32.40ドルと
77%も落ち込みました。
その後、約1年かけて原油価格は持ち直し、
現在は75-80ドルで推移しています。
マイカー族にとっては、原油価格の動向から
目が話せない状況が続いていますが、
一方で、中国でもBYDが
電気自動車を開発するなど、
新たな動きも出始めています。
あと10年もすれば電気自動車が普及して、
中国のマイカー族も原油価格ではなく、
電気価格に一喜一憂する時代が
来るのではないでしょうか。
撮影日:2009年11月22日(日)
撮影:柳田洋
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