■柳田洋・北京からの画像便り No.356 ■




中国のファミリーレストラン
日本の小売大手・セブン&アイホールディングスが
北京の大望路に開店したファミリーレストラン、
「奥楽多(おうるあどぅお、オールデイズ」に行ってきました。
内装は日本のファミリーレストランのように清潔、
ウエイトレスさんのサービスも非常に丁寧で、
日本人が従業員を教育していることがよくわかります。
お料理も日本のファミリーレストランと同じように、
ステーキ、ハンバーグ、スパゲッティ、ドリアなどなど。
私が頼んだ写真のビーフシチューは70元(980円)、
ハンバーグステーキは38元(532円)という値段設定で、
平均客単価は50元(700円)前後という感じです。
北京は大卒初任給が2000元(28,000円)前後ですので、
1人50元の食事というのは、日本で言えば5000円の感覚。
値段に関してだけは、日本のファミリーレストランとは
位置付けが違うようです。
しかし今後、日本式の清潔な環境と丁寧なサービスに
価値を見出す人が増えていけば、
多少値段が高くても、「奥楽多」のお客さんは
どんどん増えていくのではないかと思います。
セブン&アイホールディングスは「奥楽多」を
今年中に3-4店舗、3年後には中国全土で
30店舗展開することを目指しているとのことです。
日本人の「サービス精神」は中国の人たちに
その価値を認めてもらえるのか。
今後の「奥楽多」のチャレンジに注目です。

撮影日:2009年8月16日(日)
撮影:柳田洋


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