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■柳田洋・北京からの画像便り No.353
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8.98万元でSUV生活
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タクシーに乗った時にみつけた
中国の国内自動車メーカー・長城汽車が販売している
SUV（スポーツ多目的車）・哈弗（はーふぉー）の広告です。
目を引いたのは「8.98万でSUV生活を享受」というコピー。
8.98万元と言えば日本円で125万円。
へたをすると、普通の乗用車より
安い値段でSUVが買えてしまいます。
これはSUVが欲しいと思っていた人にとっては、
非常に魅力的なオファーなのではないかと思います。
北京の街は東京に比べて明らかにSUVが多いです。
マイカーを買う時に、
乗用車としても使えるし、荷物も積めるし、
それこそ名前の通り多目的に使えるので
「大は小を兼ねる」ということで、
SUVを買う人が多いのかもしれません。
北京の街を走っているSUVは
国産車、合弁車、輸入車といろいろなのですが、
中でも良く目に付くのは
ドイツからの輸入車・ポルシェ・カイエンです。
ポルシェ・カイエンは安くても90万元（1250万円）と
哈弗が10台買えてしまう値段なのですが、
何だかやたらとたくさん走っています。
こういうのを見ると、不景気だなんだと言っても、
カネはあるところにはある、ということがよくわかります。
一般庶民にはポルシェ・カイエンは高嶺の花ですが、
8.98万元ならばがんばれば払えない額ではありません。
「一般庶民にもSUVのある生活を享受させてくれる」
という意味では、
哈弗は非常に貴重な存在なのかもしれません。
撮影日：2009年７月16日（木）
撮影：柳田洋
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