■柳田洋・北京からの画像便り No.331
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アメリカ大使館
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私の家の北の窓から撮った黄昏時の風景です。
その風景の中で、真ん中にあるひときわ強い輝きを放つ物体。
下の写真はカメラのズームを利用して、
その光る物体を拡大して撮ったものなのですが、
この光る物体の正体は、昨年、秀水街の隣から
私の家の近くに引っ越してきたアメリカ大使館の建物です。
この辺は建国門の「第一使館区」、
三里屯の「第二使館区」に続いて開発されている
「第三使館区」という新しい大使館街で、
日本大使館も今年この地区に引っ越して来る予定です。
その「第三使館区」の中でも
ランドマーク的な存在になっているのが、
写真のアメリカ大使館の光る建物です。
この建物を見ると「大国の威光」という言葉が
頭に浮かびます。
今のところ、経済力でも軍事力でも強大な力を持ち、
世界唯一の超大国の名を欲しいままにしているアメリカ。
しかし、ゴールドマンサックスのBRICsレポートによれば、
今から20年後、2030年前後には中国のGDPはアメリカを超え、
中国が世界最大の経済大国になることが予想されています。
このアメリカ大使館の光る建物は、
「世界ナンバーワン国家はいつまでもアメリカだ!」
という大国の威光を中国の人たちに知らしめるために、
今日もひときわ強い輝きを放っているのかもしれません。
撮影日:2009年2月15日(日)
撮影:柳田洋
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