■柳田洋・北京からの画像便り No.319
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銀聯カードの広告
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中国の銀行が聯合して作った銀聯カード。
その発行枚数は既に16億枚を超え、
中国の総人口をはるかに超えてしまっています。
それでもまだ保有者を増やしたいらしく、
銀聯カードは様々な広告を打っています。
写真の看板は全て中国語で書かれていますが、
実は日本の関西空港で撮った写真です。
「銀聯カードを使って、らくらく日本旅行」とか、
「日本では既に1万軒のお店、5万台のATMで
銀聯カードが使えます」といったコピーが踊っています。
出張や旅行で日本に行くような人たちは、
もう既に銀聯カードを持っている人がほとんどだと
思いますので、今更関西空港で広告をしなくても
よいのではないか、とも思うのですが...。
人民元の外貨への両替が
未だに自由にできない中国において、
銀聯カードは中国人の海外での消費を
爆発的に増やす役割を担っています。
少子高齢化が進み、今後、国内の消費が
先細っていくことが懸念される日本の小売業にとって、
銀聯カードが使えることは、生き残りの
必須条件になっていくのではないでしょうか。
撮影日:2008年11月22日(土)
撮影:柳田洋
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