■柳田洋・北京からの画像便り No.320
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太陽楼
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大阪・道頓堀の戎橋から見える太陽楼の看板です。
写真の社主・葉暁春(いえしゃおちゅん)さん改め、
太陽楼暁春(たいようろうあきはる)さんは、
1989年に留学生として来日、
池袋・サンシャイン60の摩天楼大飯店でアルバイトをした後、
サンシャイン60にちなんで太陽楼と名付けた
食べ放題のレストランを開店、
海外からのツアー客を昼は1000円/人前後、
夜は2000円/人前後の低価格で
受け入れることでビジネスを伸ばし、
今や首都圏や大阪圏を中心に16店舗を構え、
年間100万人以上の旅行客を受け入れる
会社に育て上げたのだそうです。
こう書くと何の苦労もなく大成功したように見えますが、
外国人である葉さんが日本の旅行会社と
取引を始めるのは困難を極め、担当者に合うことさえ
かなわない日々が続いたのだそうです。
ある大手旅行会社では葉さんが14回目の訪問の際に、
大雨の中ずぶ濡れになって玄関で立っているところに
たまたま担当部長が通りかかり、すでに葉さんと
顔見知りになっていた受付の女性の仲介で
ようやく商談ができ、契約に至ったのだそうです。
看板の笑顔の向こうには、そんな苦労もあったんですね。
撮影日:2008年11月23日(日)
撮影:柳田洋
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