■柳田洋・北京からの画像便り No.292 ■


わが社は物資を被災地に送っています

朝、出社してパソコンを立ち上げたら、
写真の画面が自動的に立ち上がりました。
読んでみると「瑞星公司は2機の飛行機をチャーターして、
毎日2回、物資を被災地に送っています」という内容です。
「瑞星公司」は私のパソコンに入れてある
アンチウイルスソフトのメーカー。
同社が2機の飛行機をチャーターしていることより、
ウイルスソフトのメーカーが勝手に自社の宣伝画面を
人のパソコンに立ち上げられることに驚きました。
これが普通の広告だったらクレーム殺到でしょうが、
内容が四川省大地震の被災者救援だから
許されるんでしょうなぁ。
「瑞星公司」に限らず、現在中国では、企業や個人が
それぞれのできる範囲で被災者を助けようとしています。
私も個人としては北京日本人会を通じて
被災地に義捐金を送りましたが、
会社としては運送会社である強みを生かして、
大型トラックで北京の物資を被災地まで届ける
お手伝いをしました。
中国政府も義捐金の損金計上を認めたり、
救援物資を積んだトラックの高速道路代を無料にしたりと
矢継ぎ早にボランティア支援の政策を打ち出しています。
今、中国は「四川省大地震被災者救援」というテーマで、
今までにない全国民の一体感を経験しています。

撮影日:2008年5月20日(火)
撮影:柳田洋


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