■柳田洋・北京からの画像便り No.133 ■


假一罰十

うちの近所の団地の売店にあった表示です。
「假一罰十(じゃーいーふぁーしー)」とは、
「うちの売ったものでニセモノがあったら、
罰として、ニセモノ1個につき、本物を10個差し上げます」、
すなわち、「うちの品物にはニセモノはないよ」
という意味です。
中国ではあらゆるものにニセモノがあります。
こんな売店に売っている数元(数十円)の
ジュースやお菓子にまで、ニセモノがあります。
「そんな安いもののニセモノ作って、
ニセモノ屋さんはちゃんと儲かるのか?」と
他人事ながら心配になります。
ニセモノは当然、本物より粗悪な原料を使っていますので、
身体に悪いですし、ひどい時は死に至る事さえあります。
ですから、北京の人たちは、絶対にニセモノを置かない、
信頼できる大型スーパーで食品を買う様になりました。
こうなると、写真の様な団地の売店は、
商売あがったり、になってしまいますので、この様に
「うちは絶対にニセモノを置かないよ」という事を、
消費者にアピールする必要が出てくるのです。

撮影日:2005年5月7日(土)
撮影:柳田洋


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