第933回
「楽客楽可搬家」

当社が新たに中国市場に投入する
2つ目の新商品は「楽客楽可搬家(らからかばんじゃー)」、
梱包から開梱、梱包資材回収までを全てセットにした引越、
いわゆる「引越らくらくパック」です。

「搬家(ばんじゃー)」は中国語で引越のこと。
「楽客楽可(らからか)」は
「引越らくらくパック」の「らくらく」の発音を
漢字化すると同時に、
「良質のサービスで、
お客さんがラクに楽しく引越ができる」
というイメージを想起させる漢字を選びました。
漢字化の不朽の名作
「可口可楽(コカコーラ)」には及びませんが、
我ながら良いネーミングだと思っています。

このネーミングと下のロゴマークも
現在、国家工商行政管理総局商標局に商標登録申請中です。
以前、このコラムでもお話ししましたが、
当社は過去2回ほど中国人富裕層顧客向けの
「引越らくらくパック」サービス提供を試みました。
しかし、お客様におカネをきちんと払ってもらえなかったり、
いろいろと難癖を付けられたりして気分が萎えてしまい、
その度に「やっぱり、きちんとおカネを払ってくれる
日本人や欧米人の海外引越に注力しよう」
という結論に至っていました。
しかし、3度目の今回は
もう後戻りしない決意で臨みます。

日本では今から23年前、1985年にヤマト運輸が
「引越らくらくパック」のサービスを開始しましたが、
中国では現在に至っても、
荷物の梱包から開梱、梱包資材回収まで
全てがセットになったいわゆる
「引越らくらくパック」のサービスを提供している
引越会社というのは聞いたことがありません。
このサービスも当社が提供を開始すると
中国初ということになるのかもしれません。

もちろん中国にも引越会社はたくさんあります。
しかし、彼らのほとんどは「引越業」は
「サービス業」ではなく「運送業」であると考えています。
確かに値段は安いですが、
「何しろモノをA地点からB地点に運べばいいんだろ」
という意識であるため、
お客さんの荷物を放り投げようが、
作業員が何週間もフロに入っていなくて臭かろうが
お構いなしです。

私は日本に住んでいるときに、
ヤマト運輸の「引越らくらくパック」を利用し
大変ラクに快適に引越をさせてもらいました。
あの感動は今でも覚えています。
中国の方々にも当社の「楽客楽可搬家」サービスをご利用頂き、
ぜひ私の体験した快適さを味わって頂きたいと思っています。


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2008年10月6日(月)

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