第182回
「パソメシ」番外編 パソコンは自分で作るもの! その19
「ドッグイヤー」という言葉があります。
犬の一生は人間の3倍のスピードで経過することから
「IT業界のメチャクチャ忙しい様」を表す言葉として
定着したようです。
実はこの「ドッグイヤー」と呼ばれるほど忙しい
IT業界のスピードを宿命付けているのが
前回紹介した「ムーアの法則」なのではないか、
と一部の心ある業界人は思っているようです。
だって、「半導体の性能と集積は18ヶ月ごとに2倍になる」。
コレってかなり無理しないと達成不可能な法則ですよ。
しかし、intel社はこれまで
この法則を破ったことはありませんし、
これからも(どんなに無理をしてでも)
達成し続ける用意があるようです。
さて、本題とはだいぶ話がズレてしまいました。
「CPU」というパーツの話に戻りましょう。
現在パソコン用のCPUを製造しているのは
前述したintel社と、もう1社のAMD社です。
Mac用のCPU「PowerPC」を製造しているメーカーには
IBM社やMOTOROLA社などがありますが、
全体的なシェアからいえばMac用CPUは取るに足らない数字です。
昨年前半まではAMD社が大変健闘しており、
一時はintel社の足元を
脅かすような存在にまでなるかと思われたのですが、
intel社が本気になってPentium4を開発&発売したとたんに
再び大きくその差が開いてしまいました。
実際のところ、intel社のPentium4は
クロックの速度がやたら速い
(現在は3ギガヘルツを超えています)だけで、
ベンチマークソフトの結果や、
ビジネスアプリケーションの
使い勝手が向上したワケでも無いのですが、
やはりその人気には圧倒的なものがあります。
それではこの人気の秘訣、
クロックの速度とはいったい何なのでしょうか?
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