第181回
「パソメシ」番外編 パソコンは自分で作るもの! その18
さて、前回まで長々とPCケースに関して言及してきましたが、
今回からはやっと次のパーツをご紹介できそうです。
製作方針をもう一度見てみましょう。
●CPUのクロックをむやみに上げるよりも、
FSB(CPUとメモリ間のデータやり取り速度)の
速度を重視したり、
ハードディスクをRAIDのストライピング化するなどして
全体的なパフォーマンスのアップを重視すること
●CPUはスロット1タイプ(旧型のタイプ)なので、
搭載できるCPUは限られてくるが、
クロックよりもキャッシュ容量
(CPU内に搭載されているメモリのこと)にこだわって選ぶこと
●中古の格安CPUを選び、
それをクロックアップして経済的に使用すること
これら3つの製作方針に共通して登場するパーツ、
そうです、今回からご紹介するパーツは「CPU」です。
あまりパソコンに詳しくない読者の方でも
「intel入ってる」というTVコマーシャルや
パソコンの本体ケースに貼ってある
「intel inside」というシールを見たことがあると思います。
このintel社の創業者であるゴードン・ムーア博士こそが
近代パソコン史の立役者なのです
(それが良いか悪いかは別として)。
パソコン業界全体を律する有名な法則に
「ムーアの法則」というのがあります。
「半導体の性能と集積は18ヶ月ごとに2倍になる」
という法則なのですが、
この「半導体」と呼ばれているブツがCPUなんですね。
実際は半導体といえばCPU以外にも
メモリなど色々とあるのですが、
18ヶ月でメモリのスピードが
2倍になったなんて話は聞きません(笑)。
しかしことCPUに関しては
この法則がバッチリと当てはまるのです。
しかも、intel社によると、
この先10年以上もこの法則は守られるというのです!
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