第118回 さて、「ロレックス篇の逆襲!」も今回が最終回です。今までゴチャゴチャと偽物と本物の違いについて述べてきましたが、いくらかでも分かっていただけたでしょうか? 以下は、本物を持っている方が両方を見比べて初めて分かるようなポイントです。 ●日付の文字の種類(フォント)が違っている。 ●ムーブメントに刻印されているロレックスの文字の位置が違っている。 ●オイスターベルトの角のカーブ角度が異なっている。 ●本物はケースの厚みがモデルによって違っているが、偽物はケースの厚みがどのモデルもほぼ同じ。 ●裏蓋に貼ってあるリファレンスナンバーのシールに印刷されているホログラムが稚拙。 ●ダイアルの文字色の白色、灰色、銀色が混同されて使用されている。 ●ムーブメント内のテンプが片持ちだったり、逆に両持ちだったりして、本物と逆の場合が多い。 さて、今回も色々と紹介しましたが、両方を見比べた時の一番の違いはなんといっても「輝き」でしょう。両方ともステンレス素材で作られているのですが、見比べると明らかに輝きが違います。こればかりは偽物にもいかんともしがたいのだと思います。 しかし、価格から言えば10倍以上の開きがあるのに、その差を見つけるのにこんなに苦労するとは……。うーん、頑張れロレックス社! このままじゃ偽物に追い抜かれるぞ!(笑)。 最後になりましたが、ネットオークションではロレックス以外にも、オメガ、タグホイヤー、フランクミュラー、IWCなどの偽物が続々と登場しています。いつ誰が被害者になるか分からないような状況です。読者の皆様もご注意あれ! |
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2003年2月15日(土) |
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