第40回
地道な作業が勝利を呼ぶゼ! レイアウト入力 後編

「レイアウト入力」の実践編です。
まず、用意するモノから紹介していきます。

ハードウェアはパソコン、これは型遅れの中級機で充分です。
ただしキーボート入力が基本ですので
デスクトップマシンであることが必須です。
悪いことは言いませんのでノートブックは止めておきましょう(笑)。
後は、プリンター(註1)とスキャナー、
入稿用(註2)のMOドライブぐらいでしょうか。

ソフトウェアは、前回紹介したように業界標準である
マイクロソフト社の「Word(註3)」が必須です。
ワープロソフトは他にジャストシステム社の「一太郎」や
富士通の「オアシス」などがありますが、
クライアントからの特別な指示が無い限り「Word」一本で充分でしょう。
これにプラスして、画像ファイルを操作するのであれば、
グラフィック系ソフトが必要となってきますが、
この程度の画像処理であれば「Photoshop(註4)」は必要ありません。
フリーソフトやシェアウェアのグラフィック系ソフトで対応できますし、
「Photoshop」の機能限定版である「PhotoshopLE(註5)」があれば完璧です。

これらの機材を使って前回お話したような作業内容を行っていくワケですが、
一番のポイントは「読みやすい、見やすいレイアウト」です。
クライアントから具体的な指示があれば良いのですが、
それが無いケースというのも発生してきます。
こういう場合に最も必要とされるのは
「読みやすい、見やすいレイアウト」を作ることの出来るデザイン感覚です。

こうなってくるといよいよ「レイアウト入力」なのか、
それとも「DTPオペレーター」や「デザイナー」なのか分からなくなってきます。
実際、「レイアウト入力」作業を続けるうちにデザインに興味を持ち、
そっち方面へとステップアップしていったヒトも多数存在します。
製版や印刷の知識が必要となりますが、
画像処理を覚えてDTP系へとステップアップすると、
ギャラ的にもアップしますし、仕事の幅も広がっていくのでオススメです。

さて、次回からは数回にわたって少し「脱線」してみたいと思ってます。
内容は読んでのお楽しみということで。
ヒント?
うーん、筆者タニグチの得意分野ですね(笑)。



註1: 出力のチェック用なのでモノクロプリンターでOK。
スキャナーは画像の取り込み用だが、かならずしも必要では無い。

註2: かならずしも必要では無い。
ただし、作業内容のバックアップ用や
画像の受け渡し等の為にあれば非常に便利。

註3: 店頭実売価格は単体で2万円程度。
ExcelやPowerPointがセットになった「OFFICE」だと実売価格4万円程度。

註4: プロ御用達の画像用ソフトウェア。
なんでも出来るぶん操作もややこしい。
店頭実売価格は10万円弱。

註5: 店頭実売価格は2万円弱。


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2002年11月29日(金)

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