第149回
非弁提携弁護士は東京に多いんです。

先週の宿題
非弁提携弁護士は東京に多い。
○でしょうか?×でしょうか?

答えは、です。

理由は、東京に弁護士の半数が集まっていることから、
非弁提携弁護士も
東京に多いということもあるかもしれません。
実際、非弁提携を理由に
弁護士会の懲戒処分を受けた例はほとんど東京です。
大阪でもあったような気がしますが、
その他の都道府県で非弁提携を理由に
懲戒処分を受けたという話は聞きません。
だから、非弁提携弁護士に依頼しないように注意するのは
東京の弁護士に依頼するときということになります。

非弁提携弁護士が東京に多い理由は
こんなことだと思います。
まず、東京はお客さんである多重債務者の数が多いからです。
どんなビジネスも需要が多くなければ成立しません。

次に、名義を貸してくれる弁護士も
見つけやすいことがあります。
東京は弁護士の数が地方に比べて多いことから、
儲かっている弁護士もいますが、
実は仕事のない弁護士もいるわけです。
そういう弁護士に月いくら支払うので
名義を貸してくれるよう頼むのです。

それから、東京は弁護士の数が多いので、
弁護士会がどの弁護士が非弁提携をしているのか
把握しきれないこともあります。
弁護士の数の少ない地方でそんなことをしたら
すぐに弁護士会に非弁提携をしているとわかってしまいます。
そんな理由で、非弁提携弁護士は東京に多いのです。


■今週の宿題■
闇金とか090金融とかよくテレビで取り上げられています。
10日で2割(年730%)の利息を支払う約束で
2万円を借りた場合、利息は支払わなくてもよいが
元本の2万円自体は返す必要がある。
でしょうか? ×でしょうか?

お答えをお待ちしております。

今週の宿題は月曜日から金曜日まで掲示しておいて、
回答を翌週の月曜日に掲示することにします。


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2003年4月7日(月)

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