第11回
契約書のパターンを学べば契約書を読むのも苦痛ではなくなります。

いよいよ契約書の話に移ります。
契約書っていうと法律の講座っぽいですよね。

契約書には、
(1)誰と誰が、(2)いつ、(3)何について、(4)どういう約束をしたか
ということを書きます。
契約書は、どういう約束をしたかについての証拠という面もありますが、
万が一のときにどうするか事前に解決しておくという面もあります。

だから、将来、こんなことが起きたらどうする、
ということを書いておくことが必要になります。
契約書を交わす際には、契約書をよく読んで、
どういう内容で、どういう場合にどうなるということをよく理解してから、
契約する必要があるのです。

ところが、契約書には、小さな字で、たくさん、
わからない法律用語が書かれており、
「読むのが面倒くさい。」といって、契約書を読まない人がほとんどです。
しかし、それでは、自分がどういう状態に置かれているのか
わからないということになります。

経営者としては、自分の事業のリスクについて、
そのリスクが自分の事業で吸収できる範囲なのかどうか判断して
経営を進める必要があるのですから、
自分が契約でどういうことを約束しているのか
わかっている必要があります。

契約書には、いくつかのパターンがあり、
それがわかっていれば、契約書を読むのも苦痛ではなくなります。

この講座では、お金を借りる金銭消費貸借契約をはじめとして、
賃貸借契約、売買契約など経営に必要な契約について、
随時取り上げていきますので、
みなさん契約書を読むのが苦痛でなくなるはずです。


←前回記事へ

2002年9月11日(水)

次回記事へ→
過去記事へ
ホーム
最新記事へ