第25回
カフェ開業のスタートに立つ その5
感性=感受性+感応性

一時多産多死型の業種の代表と云われた「喫茶店」
なくなった喫茶店の経営者が閉店後に云う言葉
「勉強する時間がない、清掃する時間もない、
人材もいない、店の前に人が歩いていない」でした。
センスの良かった人も、だんだん薄ら汚れて存在感もなくなります。
どうしてでしょうか。
その原因は「感受性微弱症候群」になってしまったのです。
感ずる力が弱くなれば、発信する力、
感じさせる力の感能性が弱くなるのは当然です。
これが、無関心と不潔と不愛想、
無責任の店になってしまうのです。

この回に感性をテストする
ストアインスペクションシートをお付けしました。
どの業種や業態の店でも良いですから一店選んで下さい。
インスペクションシートの使い方は
(1)なるべく同伴者と一緒に行って下さい
(2)シートの上部から直感的に感じて
   採点できる所に採点して下さい。
(3)分らない所はとばして次の項目を行って下さい。
(4)採点基準は
   5点 満点、他店の模範
   4点 素晴らしい
   3点 合格
   2点 努力を要する
   1点 問題外
で採点して下さい。
(5)合計点を出して同伴者とチェックシートを
   つけ合わせて下さい。
(6)各項目について同一評価で、採点が4点以上ならOKで
   そのまますすめ。
   3点が同一ならその合格の理由を明確にして
   それ以外で評価が異なる場合は
   その理由を同伴者と話し合って下さい。

大切なのは、こうしたチェックシートに
明快な採点理由を云える事です。
それが出来ないと「感受性微弱」の店になってしまいます。


『感動する力、これも感性、年令、立場は不要である』


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