第77回 手を出す余裕はまだないが、飲食事業には非常に興味がある。 そういうわけで、レストランのあり方、はやる店とそうでない店との違いには、人並み以上の関心があり、ぼくなりに仮説を立てている。 オープンキッチンを支持する理由の一つは、「不信感」である。見えないキッチンでどんな人が作っているのだろうと思う。高校生が飲食店でアルバイトをして、それがどんなにテキトーだったか、実にいきいきと(!)内部告発するのを何度か聞いたことがないだろうか? スターバックスの失速が新聞で話題になっている。 スターバックスの日本法人をやっているサザビーは、経営者がシュルツ会長に手紙を書いて、スターバックスの欠点はフードだと指摘して、合弁のきっかけをつくったそうだ。彼らはスターバックスの理想も欠点も、はじめからよく理解していた。急激な出店攻勢のかたわら、原点が多少おきざりにされていた部分があったのではないだろうか。 |
←前回記事へ | 2003年2月7日(金) | 次回記事へ→ |
過去記事へ | ホーム |
最新記事へ |