この漬けものは発酵しやすいので、必ず容器のふたをしてください。
3日間で充分、夏の暑いときなら2日でもいただけます。
少し長くおきたいときは、
冷蔵庫に入れておいたほうがよろしいでしょう。
一週間も漬けておくと、すっぱくなってきますが、
これもまたお好みですがおいしいものです。
2.セロリのあえもの
実は私も子どもたちも、
セロリとトマトはあまり好きではないんです。
だいたい、香りの強い野菜が苦手なので、
つけ合わせにする中国パセリも、
ほんとに彩としてあしらうだけ。
ですから、私の作る料理は香辛料も控え目にしてあります。
でも、中国の香幸料になれない方には、
日本人向きの味として気に入っていただけるようです。
この料理は、
あえたらすぐ召し上がっていただかなくてはいけません。
長くおくと、酢のせいで、柔らかくなってしまいます。
カリカリのほうがずっとおいしいのですから。
下ゆでも、ですから、さっと湯に通すくらいにしてください。
日本のあえものも、食べる直前にあえるのがコツですから、
同じことですね。
3.落花生の煮もの
生の落花生を煮含めたおつまみです。
落花生は殻つきのものを売っていますね。
あれを使えば、いつでも作ることができます。
日本の方には珍しいかもしれませんので、
おつまみによろしいのではないでしょうか。
とても簡単に作れます。
下ゆでは少し柔らかくなるまでしてください。
日本の煮豆ほど柔らかくする必要はありませんが、
下ゆでした豆が堅いと、味つけして煮含めるとき、
いくら煮てもあまり柔らかくならないような気がします。
それから、下ゆでした豆を水で洗うことを忘れないように。
水で洗わないとアクが取れません。
4.昆布のあえもの
中国では、昆布と椎茸を日本から輪入しており、
よく料理にいたします。
でも、普通、中国料理というと、椎茸はよく見かけても
昆布はあまりおなじみではない方も
多いのではないでしょうか。
同じ海藻でも、のりやわかめはあまりいただきません。
とくにのりは、あの青臭さに
はじめていただいたときはびっくりしてしまい
どうしてもだめでした。
私の身内でも姉がお医者さまにすすめられて
無理やり食べていたくらいで、薬がわりにと思っていました。
もっとも、今ではすっかりなれて、いただけるようになりました
その点、昆布はよくいただきますし、
甘いスープにすることもあります。
とくに上海では昆布のスープをよく作るようです。
この料理に使うだし昆布は、
だし昆布といっても昆布そのものをいただくのですから、
厚くて柔らかいものにしてください。
下ゆでは、一晩漬けておくので、
あまり柔らかくしなくてもかまいません。
あまり柔らかくしたり、ぬるぬるにすると、おいしくできません。
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