第1062回
上海・浦東地区を訪れました
香港、北京につづき、
上海でセミナーをひらくため、
成田を発って、7月14日の夜、
浦東の飛行場につきました。
今回のセミナーの会場は
邱さんが浦東地区に建てられた
「永華大廈」というビルの会議室です。
そのため、このビルに近くにあるホテルに
とまることにしました。
空港から、ホテルの方面に向かって
リニアモーターカーが出ていますから、
これに乗りたかったのですが、
リニアモーターカーは17時30分ころに
クローズされるようです。
私などが空港に到着したときは、
運行されておらず、やむなく、
タクシーに乗ってホテルに向かいました。
タクシーはまっすぐに延びた
道路の上を走ります。
周囲に人影はみえませんでしたが、
前方の横断橋を見ると、
横断幕がかけられて
「浦東開放15周年」と書かれています。
浦東の開発が始められてから
15年たちましたという
メッセージでしょうか。
思えば、私がこの浦東を訪れたのは
いまから12年前のことです。
邱さんのツアーに参加し、
浦東地区に連れていっていただき、
保税区の「外高橋地区」で
当局の方から説明を受けました。
あのころは、だだっぴろい更地が
延々と広がるばかりでした。
そんな昔のことを思い浮かべながら
車窓から周りを見ていましたら、
人影の見えない静かなゾーンから、
だんだん人の姿やネオンが見える
にぎやかなゾーンに移ってきて
やがてホテルにつきました。
タクシーは1時間くらい走ったでしょうか。
料金は110元、1元15円として、
1650円ほどでした。
日本ではタクシー料金が高いので
タクシーはできるだけ乗らないようにしよう
という観念がはたらきますが、
中国のタクシーは
利用価値の高い交通手段です。
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