第1031回
上海入りを前に気分一新

上海に移住する
２人の青年の歓送会を開き、
これで２人の前途を祝うセレモニーは
終わったと思っていましたら、
前途を祝す催しが、
そのあとにも数回もたれました。

そのうちの一つの催しは、
上海に移住する青年自身が呼びかけたもので、
箱根神社への参拝です。
青年は、上海の永漢日語の教師募集に
応募するに際して、
「なんとか採用してほしい」と思い、
この神社に祈願をかけていたとのことです。

今回、その願いがかなえられたので、
お礼参りと
これからの上海での生活の無事を祈願するため
参詣するというのです。
そして箱根神社は
今回のことが示すように
霊験あらたな神社なので
興味や関心のある人は一緒にお参りしましょうと、
皆さんに呼びかけたわけです。

加えて、青年は、参詣のおりには
きちんとした祈祷を受けるので、
参詣時の服装は正装でお願いしたいと、
注文をつけました。

この催しのお知らせを受け、
このような条件では、
実際に参加する人は
いないだろうなと思いましたが、
参詣の服装の注文部分は
仲間から不評が出て、
「みぐるしくない程度にする」
というところに落ち着いたとのことで、
ということは参加される人が
いらしたということですね。

上海に行くと決意するまでには
思い悩むところも多かったと思いますが
一旦行くと決めたら、今度は
それをネタにして遊ぶというところが
面白いと思いました。
心置きなく遊んで、気分を新たにして、
これからの上海での生活に
臨まれることでしょう。