第1027回
北京で生まれた“人の縁”がきっかけ
1年前、北京に留学した青年から
中国の会社に就職することが決まったと
知らせてくれました。
北京のセミナーで講演してくださった青年が
勤めている会社で
仕事をすることになったとのことです。
どういうことで
北京で就職することになったのでしょう。
この2人は、
私が交流の仲立ちをしたことで
交際がはじまったのですが、
北京に留学していた友人が
半年くらいたったところで
私が紹介した青年の家を訪ねました。
そのとき、青年のところに
仕事の電話が入り、
「回線障害」とか
「故障箇所の切り分け」など
大学に留学している青年が
日本で勤めていたときに
聞き覚えのある言葉が出てきました。
電話の後で、仕事の話になり、
「なんか、意外と似たような事をしているね」
ということで、留学青年は軽い気持ちで、
「社長に『雇って下さい』とお願いしておいて」
という話をしたのだそうです。
ほんとうに軽い冗談のような形での話でしたが、
それを聞いた青年が、律儀に
会社の社長(中国人)に紹介し、
社長が興味をもたれ、
北京のセミナーがひらかれた3月の前後に
その会社を訪れるようになったそうです。
そして何度かお話をしているうちに、
「じゃぁ、一緒に仕事をしましょう」
という話になり、6月早々学生寮から
三元橋近くに引越しをしたり、
ビザの切り替えのため
近々、一時帰国するとのことです。
北京で生まれた人の縁、
そして自分が磨いていた固有のスキルが
就職に結びついたという話で
このことを歓送会で紹介したら、
みな、きっと喜ぶだろうと思いました。
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