第1004回
「短い言葉で自分を売り込もう」
最近、邱さんが若い人たちに向けて
「こういう仕事をしませんか」と
いろんなメッセージを送っておられます。
このメッセージを受け、
自分はどうしようかと考えている若者が
多いのではないでしょうか。
というのも、
私と交流のある青年たちのなかから、
邱さんからのメッセージを受け
新しい歩みをはじめようという人たちが
数人現れているからです。
そうした動きを最初に
教えてくださったのは、
大連の大学に留学している日本人青年です。
この人は北京でのセミナーに参加され、
会場になった三全公寓でお会いしました。
北京のセミナーでは
北京で活動している人たちに、
お話をしていただきましたが
その話が始まる直前、
この青年が私の前に現れ
「ちょっとお願いしたいことがあります」
と小さな声でささやきました。
青年には何か、
思いつめているようなところがあり、
とても大切なことを
話しがっていると感じました。
私はとっさに、自分が座る席の前に
座ってくださいとお願いし、
席に座って対面するなり、
どのような相談ですかと聞きました。
青年が私に語ってくれたことは、
自分はいま邱さんが発信しておられる
中国での仕事に従事したく、
履歴書を送ったのですが、
もっと強くアッピールするために、
なにかいい方法がないかとのことでした。
私は、とっさに、これは、邱さんが
『野心家の時間割』という本のなかで
「短い時間に自分を要領よく売り込もう」
とアドバイスされていることを
活かせる場面だと思いました。
そこで、青年に履歴書とは別に
自分が心の底で思っていることを
存分に語り尽くす文章を一枚書いて、
邱さんのもとにお送りしたらどうかと
アドバイスしました。
アドバイスというより
激励というほうが近いかもしれませんが
青年は素直に、やってみますと
答えました。
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