Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第972回
北京語言大学の“学食”をいただいて留学生気分

北京大学の門の前に立つ、
「方正集団」の本社ビルを外から眺め、
記念写真などを撮ったときには、
もう16時近くになっていたと思いますが、
この近くに、私たちの道案内人
松尾さんが留学している
「北京語言大学」があると教えてもらい
見に行くことにしました。

北京には、日本人が通える大学として
北京大学とか、中国人民大学とか、
清華大学などがあるようですが、
日本人の留学生が一番多いのが、
「中国唯一の対外中国語教育の専門大学」
北京語言文化大学とのことです。

昨年のこと、友人のアドバイスで
北京でセミナーをひらこうということになり
どんなところでセミナーをひらけるか、
この大学に留学している松尾さんにお願いし、
有力候補地の一つにあげていただいたのが
この大学の会議室でした。

それがどんなところか、見に行きました。
北京にある大学の会議室と聞いて、
私が頭に描いていたのは
かなり古びた机や椅子でしたが、
実際に拝見すると
明るい雰囲気の漂う近代施設のなかの会議室で、
ふだん東京都内でセミナーをひらくときに利用している
目黒区の区民会館など、
数等みすぼらしく見えます。
自分の頭がそうとう固くなり、
現実に対する感覚がずれていることを
深く反省しました。

続いて、学生さんが食事をする学内食堂に入り、
留学生がどんなものを食べているのか知りたくなり、
実際に料理を取ってもらって、試食しました。
なかなかの味で、
私はお腹がすいていたこともあり
夕飯代わりにパクパクいただきました。
「なかなかいい味。これならいいねえ」と
皆、異口同音に言いました。
しかし、当の松尾さんによると、
毎日毎日、この食事では
飽きが来るとのことです。
彼はついこの前まで東京で
社会人生活を送っていたのですから、
そういうことになるのかもしれません。

さて、周りがだんだん暗くなり、
この日の夕刻には、
北京セミナーのため北京空港に着く友人がいて、
松尾さんに出迎えをお願いしていましたので、
松尾さんとは大学の学食でしばしのお別れをし、
私たちは一旦、三全公寓に戻り
京劇見物に出かけることにしました。


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