第929回
「邱さんのおっしゃったとおりになっているんですね」
香港セミナーのあと、
深センの不動産の購入を考えていると
連絡して下さった友人に私は
『不動産が一番』と
『利殖は常識に従うな』を推奨し、
この二冊を読みたいとおっしゃるので
友人に送りました。
タダで送ったのではありません。
ちゃんと代金をいただきました。
また香港まで2冊の本を送ると送料が
1000円もかかりますが、
その代金もいただきました。
日本で購入するよりも
かなり割高になってしまいましたが、
それでも、この香港の友人には
必ず喜んでもらえると思っていました。
はたしてこの二冊が、友人の手元に届き、
二回にわたって次のような
お礼の言葉をいただきました。
「書籍2冊、昨日到着しました。
早速、『利殖は常識に従うな』の
『不動産投資は高度成長国に行け』を読みました。
7年前に出版された本なのに、
まるで、私のことを見通して
アドバイスしてくれている様な内容なので驚きました。」
「『不動産が一番』と
『利殖は常識に従うな』を読み終えました。
あまりにも正鵠を射る内容なだけに、
文章を読む毎に、書かれた時期を
目を凝らして照らし合わせ、
書かれた当時に何があったかを思い出しながら、
邱先生の言った通りのことが
起こっていることがわかり、
先生のすごさがわかりました。
邱先生はどうやればうまく利殖ができるか、
というテーマを追い続けている人ではなくて
警醒家であり、しかも自ら主張することを
自身で実践する行動家だと思いました。
他にどんなことを書かれたのか知りたくなり、
古本屋と併設している本屋さんで、
あるだけ買い込みました。
ちなみに購入した本は
『アジアの曙』
『香港発・娘への手紙』
『アジアの勃興』
『アジア共円圏』
『日本人はアジアの蚊帳の外』
『景気浮揚は夜の街から』
まず、戸田さんが解説されている
『アジアの曙』から読み始めようと思います。」
邱さんに興味を持つようになったら
入手できる本は全部読んでみたくなるというのは
多くの方が体験されていることです。
香港から参加された別の方も
セミナーのあと、
古本屋さんに行って邱さんの本を
5冊ばかり手にいれられたそうです。
香港の古本屋さんで
ちょっとした“邱永漢さんブーム”が
起こったことになりますね。
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