第860回
「役に立つ思想」の筆頭は「死ぬまで現役」です
昨年12月のある日、
「死ぬまで三分間スピーチ」
という妙竹林な会を開きました。
東京で開いているセミナーに参加した人たちが
セミナーでの勉強を終えたあとも引き続いて、
自分の活動状況を話しあえるようにしたい
という要望から生まれた会です。
会合の名前になっている
「死ぬまで三分間スピーチ」の
「死ぬまで」とはもちろん、
「死ぬまで現役」の「死ぬまで」です。
また「三分間スピーチ」とは
「短い時間で、自分の考えを的確に伝えたり、
売り込みましょう」
という姿勢を示したものです。
いつでも、仕事の話ができたらいいですね、
という気持ちがこめられていて
邱さんの思想のなかでも
「死ぬまで現役」に
高い価値をおいていることが表れています。
「死ぬまで三分間スピーチ」の会には、
14、5人くらいの方に集まりいただき、
その日の感想をきくと
自分を見つめなおすいい機会になった
といったものが多かったので、
今年もひらくことになるでしょうが、
参加してくれた人の大半は
20代後半から30代前半の人です。
「死ぬまで」という言葉が
ピンとこないところがあるようなので、
来年はひらたく、セミナー参加者の
「忘年会」にしようかと思っています。
ですが、60歳を超えた
私のような人間の周辺では、
からだも頭もしゃんとしているのに、
「退役」を余儀なくされる人がふえてきています。
そうならないための活動は、
60歳になってからでは遅く
中年のときから取り組んでおく必要がある
というのが邱さんの教えです。
寿命が長くなっていますので
こういったことは、
機会あるごとに若い人たちに
伝えていきたいと考えています。
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