第820回
意見交流を深めるには「掲示板」が一番です
いまあちこちでセミナーをひらいていますが
セミナーに参加いただいた方々が、
開催の時期とか場所とかの違いを超え、
横断的に交流を楽しんでいただくために
交流の場として「戸田ゼミネット」を
立ち上げていただきました。
ほんの一年ばかり前に仕入れた知識ですが、
ネットでの交流には
「メーリング・リスト」での交流と
「掲示板」による交流の二つがあります。
「メーリング・リスト」というのは、
自分のメッセージを発信すると、
発信した内容が、グループに参加している人に
一斉に伝わるもので、
「来週のいつ、どこで一緒にお酒を飲みましょう」
「来月ゲーム大会をひらきましょう」
といったことを仲間に伝えるときには
ぴったりのコミュニケーション方法です。
一方、「掲示板」というのは
仲間内で会話する場所をあらかじめ設け、
そこにメッセージや意見を書き込んでおくと、
見に来た人に見てもらえるというもので、
たとえば、
「いま独立することを念頭において、
これこれのことを準備していますが、
独立する際は、ほかにどんなことに
気をつけたらいいでしょう。教えてください」
というように、他人の意見やアドバイスをひきだしたり、
また意見やアドバイスをいただいたあと
重ねて質問したりして、さらに意見をひきだす
といった場合には、この掲示板が適しています。
たまたま東京と大阪でセミナーをひらいたあと
参加者の意見交流として、採用されたのが
前者の「メーリング・リスト」です。
一方、名古屋のセミナーのあとに採用されたのは
後者の「掲示板」で、福岡のセミナーのあとも
この「掲示板」が設けられました。
こうして、私はこれら二種類の
ネットを活用した意思疎通の方法を
体験することになり、それぞれの方法の
長所、短所に通じるようになりました。
そして、一つのテーマについて
意見を重ねたり、議論を深めるには、
「掲示板」が適していると考えるようになり、
各地でのセミナーに参加いただいた人たちが
一同に会して相互交流を楽しんでいただくに際しては
「掲示板」を採用することにしました。
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