第757回
金持ちになる第二の条件はお金を大事にすること
邱さんは『女の財布』で
お金持ちになるための条件として
「お金を使わないこと」に続けて
「お金を大事にすること」を挙げています。
誰しもふだんから
お金は大切だと思って
大事にしていると思うのですが、
邱さんは「お金を大事にすること」について
どのようにおっしゃっているのでしょうか。
邱さんの説明に耳を傾けましょう。
「『お金を大事にする』とは、
金額の大小にかかわらず、
また自分のお金であろうと、
他人のお金であろうと、
等しく大事にすることである。
大きなお金なら大事にするが、
小さなお金は、
どうせ大したお金じゃないからと
粗末に扱う人がある。
もとをただせば大きなお金も
お金の集積したものだから、
小さなお金をないがしろにしていては、
大きなお金はできない。
また自分のお金になると
ケチケチするくせに、
会社のお金は気前よく使う人がある。」
と言って邱さんは息子さんの長電話を
注意した時の話をとりあげて、
「お金を大事にする」ことの意味を
伝えてくれています。
「ある時、うちの息子の長電話にイライラして、
『電話賃がもったいないじゃないか』と
私が文句を言ったことがあった。
そうしたら
『こちらからかけた電話じゃなくて、
向こうからかかってきた電話だよ』と
息子から横着な口答えをされたので、
私は烈火の如く怒った。(略)
他人のお金ならいくら使ってもいいと
思っているようでは、
お金持ちになる初歩さえ
わきまえていないことになる。
人のお金であろうと、自分のお金であろうと、
お金は大切に扱うようでなければ、
お金のほうがなついてくれないのである。」
(以上すべて『女の財布』)
このお話、思い当たるところがありますね。
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