Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第676回
「夢を持てば、もうその方向に動いている」

前回、私は大阪のセミナーの後半に
参加いただいた方たちの長所を
伝えることにしたと書きましたが、
その引き金になったのは
「私はいま娘と二人で懸命に生きている」
と現在の心境を伝えてくださった
女性の参加者に出会ったことです。

この方と言葉を交わすようになったのは
第1日目のセミナー終了後にもうけられた
懇親会の席でのことです。
私はその方から娘さんと二人で
一生懸命に生きておられる
という状況について話をうかがい、
これは何か今後、
手を打つ必要があるなあと感じました。

が、この方は間をおかず、
これから娘さんとの生活を
よりよくしていくために
いくつかのことを考えているんですよと
ご自身の夢を語ってくれました。
私はその方の話をうかがい、
暗闇のなかでランプに燈がともる光景を
見たような気持ちになりました。

そして、しばらく時間がたってからのことですが、
その方が近くに座っていた男性の方に向かって
おっしゃる言葉が耳に入りました。
「夢を持つということは、
 もうその方向に動いているということではないですか」

私は、この言葉を耳にして、ハッとしました。
と言うのは、
「夢を持つということは、
 その方向に動いているということだなあ」と
心のなかで、ひそかに思っていたからです。
しかし、それを人に向かって
堂々と言うほどの自信はもっていませんでした。

それをこの方は
ズバッとおっしゃったわけですから、
この一事からも
「この人は力強い人だなあ」
と感心ました。

そう思うと私は、
それを胸にしまっておくことができず 、
翌2日目のセミナーの後半のところで
その感想を伝えました。
むろん、参加いただいている方々は
それぞれに長所をもっておられます。
私は参加いただいている
一人一人の長所にふれずにはおれなくなり
感じるままのことを話させていただきました。
そして、邱さんほどの人に関心をよせる人には
豊かな個性の持ち主が多いと感じたことでした。


←前回記事へ 2004年7月3日(土) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ