第675回
ほめることは人を元気づけます
私が大阪でのセミナーを
2日連続でひらくことにしたのは
邱さんから教えていただいたことで
人に伝えるに値すると思うことが結構あり、
話すネタは十二分にあると思ったからです。
実際2日つづけて話をして、
ネタが切れるということはありませんでした。
ところで2日間、つづけて勉強すると、
最初の時には
気づかなかった効用があることに気づきました。
どういうことかといいますと、
参加いただいた方たちが
もっている美点というか長所というか
そういうことが見えてくるのです。
邱さんがA・L・ウイリアムスさんという人の
著作を訳した本に
『人生、熱く生きなければ価値がない』があります。
この本の「まえがき」で
邱さんはこれまで日本で出版された翻訳物で、
「長く日本人たちを鼓舞激励してきたのは、
何と言ってもデール・カーネギーの
『道は開ける』など一連のシリーズであろう」
と書いています。
このデール・カーネギーの著作には
『人を動かす』という
人間関係について書かれた本がありますが、
この本には、人と人との関係を維持、
発展させていく上でほめることが大事だと
書かれています。
そういうことは
私たちも日常の中で感じていることです。
やはりほめられたら人は元気づきます。
そこで私は大阪セミナーの2日目の後半は意識して、
参加者のすぐれていると思う点を取りあげて、
それを直接伝えることにしました。
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