Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第662回
事業や投資の方向は広い視野で選ぶことが大切です

邱さんは平成9年に発行した
『ダメな時代のお金の助け方』
「人生も利殖も方向を間違えないことが大切だ」
と題する章のなかで、
新しいチャンスを求めて
すすむべき方向を見つけるための努力について
書いています。

「広い地球上には、
ヨーロッパやアメリカや日本のように
既にあらかた開発しつくされた地域もあれば、
アフリカや中近東のような発展途上国もあれば、
アジアのような高度成長にさしかかった地域もある。
要はまず、何を目的とするかを定めることである。

そのどこに行ったら、
はたして新しいチャンスにめぐりあえるだろうか。
国内だって方向を間違えたら、
とんでもないところに行きついてしまうものだから、
ここは慎重の上にも慎重を期するか、
いっそのこと運を天に任せるよりほかないだろう。

自分が乗り込んで行って
新しい事業を起こそうと考える人もあれば、
退職後の第二の人生を
力一杯生きたいと考えている人もあろう。
また自分らの職業も事業も
いまの位置から動くつもりはないが、
お金を投じて財産をふやすことだけ考える人もあろう。

前者は冒険心の強い人の賭けだが、
あとの二者は用心深い人の冒険だから、
もちろん、危険分散がその前提にある。

その上で冒険するとなれば
ハイリスク・ハイリターンは覚悟の上だろう。
そういう覚悟ができておれば、
人の足は自然にそうした匂いのしてくる方向に
向かうものである。
したがって辿りつく先も自らきまってしまう。」
(『ダメな時代のお金の助け方』平成9年)

こうして、邱さんは活動の舞台を
中国大陸に求めることになり、
邱さんの動きに関心を寄せる人たちも
中国の経済発展とかかわりをもてるような行動を
とるようになったようにみていますが
昨今の目覚しい中国の経済発展をみるとき、
事業であれ投資であれ、
エネルギーの向け先は
極力、視野を広くして選ぶことが
大切だということに気づきます。


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