Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第498回
リストラ風におびえないですむ体制をとっておきたいものです

一緒に勉強して、
それなりの成果があったといった感想を
参加者の人たちからいただくことは
たいそううれしいことです。
しかし、私の友人の中には
リストラムードがただよう中で
心の晴れない気分で毎日を送っている人もいます。

ある会社で、
新規の事業の企画に取り組んでいる40代の青年で、
私自身40代のころに
同じような仕事の体験をしてきたということもあって、
いくつかアドバイスめいたことを
話したりしたことのある人ですが
その友人からメールが届きました。

「大変ご無沙汰していますが如何お過ごしでしょうか。
さて、小生もこの事業開発の仕事が4年目になりますが、
この2年間近く取り組んできたニュービジネスの計画が
社内のコンセンサスを得られないというか、
あるいは乗り越えられないというべきか、
かなり厳しい状況におかれています。

以前、戸田さんから
新しい事業の開拓に取り組む人に向けた小冊子をいただき、
それを何度も読み返し、
自らを奮い立たせようとしていますが、
会社のリストラムードに伴う閉塞感の中で
意気消沈気味です。

できれば、
戸田さんのお元気なお顔を拝見できないかと存じます。
大変お忙しいところ愚痴話しを申し上げ恐縮ですが、
よろしくお願いします。」

私はこのメールをいただいて、
かつての自分を思い出しました。
私は43歳から50歳になるまでの間、
北九州市で、
お年寄り向けのマンション事業の企画を立てたり
テーマパークのPRを担当したり、
また、東京に席を移して、
テーマパークの隣に
ホテルを立てるための工作をしました。

結構忙しかったのですが、
当時の私の心のなかには
長くなっている人生をできるだけ快適に生きていくため、
できるだけ早めに会社を辞め、
後半の人生を託せる仕事につきたい
という気持ちを持っていましたが、
それが具体的にどういうものなのかサッパリわからず
この点に関して先はマックラでした。

そういう体験をしていますので、
この青年の心情にはそれなりに理解を示し、
できるだけ早く、第二の人生を送る体制を整え、
リストラ風におびえないですむような形を
とっていただきたいものと考えたことでした。


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