第434回
岐路に立つ人の相談にあずかると感謝されます
昨年末、私と一緒に
“邱永漢学”を勉強した良知さんが
結婚することになり、
披露宴に招待されました。
会場は東京の六本木です。
活躍の拠点が静岡県の焼津にありながら、
会場を東京にしたのは
花嫁が東京で仕事をしている
ということがあるでしょうが、
基本的には、良知さんが東京大好きの
シティー・ボーイだからでしょう。
披露宴会場に行きますと控え室で、
良知さんの大学の後輩から声をかけられました。
彼は9年前、良知さんに連れられて
勉強会に出席した後輩の一人で、
当時就職活動をしていた大学生でした。
就職口がみつからず困っているといわれ、
私が就職口を提供してくれそうな人をさがし、
一緒にお願いに行ったことを思い出しました。
時間がきて、披露宴会場に入ると、
3年前、良知さんに頼まれて
焼津に講演に出かけたとき、
迎えてくださった当地の青年会議所の幹部の人たちと
顔をあわせました。
私は焼津で講演したとき、
講演のあとの懇親会にも出席し、
二次会にもつきあいましたので、彼らと面識があり、
雑談に花を咲かせました。
その日、良知さんは
私を“恩師”として遇してくださり、
スピーチの機会をあたえてくれました。
私は“お金儲けの神様”邱永漢さんの信奉者で
その関係で勉強会を開いたときに新郎と出会い、
そのとき、彼の進路相談の相手をさせられ
おかげで二度も終電に乗り遅れるような体験を
させていただいたことなどを話しました。
邱さんは“縁結びの神様”ともいわれています。
本当にその通りで、良知さんと私は、
この“縁結びの神様”のおかげで、親しくなり
おかげで、自分の人生が豊かになっています。
邱さんがご存知ないところでこのような人間関係が、
たくさん誕生しているのではないでしょうか。
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