Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第430回
友人は株を買ってお金を増やすことを願っていました

前回ご紹介した良知正浩さんは
現在、郷里の焼津市で造園会社を経営していますが
9年前に、私がひらいた勉強会に顔を出してくださった頃は
土木設計の会社に勤務する二十代のサラリーマンで、
自分の母校のサークルの後輩を数人連れて
参加してくれました。

毎週1回、夜7時くらいから9時くらいまでかけて
邱さんが開拓してくださった
いろんな分野のノウハウを一緒に勉強しました。
勉強が進み、互いに親しくなったころ、良知さんから
「センセイ、一緒に食事をしていただけませんか」
と誘われ、彼の友人たちも一緒になって
勉強会場の近くの料理屋さんに入りました。

そのとき私は
「邱先生の生き方が参考になるんじゃないですか」
というと、良知さんは
「いや、生き方より、お金をふやす方に興味があります。
株を買って、手持ちのお金を増やしたいので
その方法を教えてください」といわれました。

良知さんによると、
会社からもらう給料は20万円で、
そこからマンションの家賃7万円をひくと13万円で、
その範囲でやりくり算段しているとのことでした。
そして今、手元に70万円程度の貯金があり、
これをなんとか増やしたいとのことでした。

この話を聞いて私は
予定の勉強のコースを株に傾斜さて、
邱さんから教えていただいた
株式投資のセオリーを伝えました。
しかし、良知さんはセオリーだけでは満足しません。
「どこの会社の株を買えばいいのですか」
と聞かれました。

邱さんの株式投資のセオリーによれば、
どの会社の株を買うかは、
株を買う人が自分で決めることになっています。
ですが同時に、初心者の場合は
経験のある身近な先輩に
アドバイスを仰ぐことになるだろう
とも書かれています。

良知さんにとって身近な先輩といえば
私のほかに誰もいません。
私は「マブチモーター株が面白いのじゃないかな」と答えました。


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2003年10月31日(金)

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