Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第375回
私は邱さんに関心を持つ人に関心をもちます

品川で邱さんのツアーで一緒だった人たちの
つどいのような会があった日、
私は「私が手に入れた中国」という演題で
話をさせていただきました。

主催者の人たちから前もって
「今日、お集まりになられる人たちは邱先生のファンですよ。
ですから、邱さんはこういう人です
といった話では受けませんよ。
みな先生のことはよく知っていますから」
と釘をさされていました。

さてそういう人を前に私が話をさせていただくのは
なぜでしょう。
毎日、こうしてHiQで
連載させていただいていること以外に理由はありません。

そこで私は、
このコラムを担当させていただくことになった
いきさつから話を始めるのがいいと思いました。

実際にその通りに話を始めると、
皆さん興味津々の面持ちで話をきいてくださいました。
そして私が弾みで
「私は邱さんに関心を持っている人に関心をもっています」
と話すと参加者の皆さんからドッと笑いが起りました。

オヤ、こんなところで受けたかと意外な感じがしましたが、
みんなが関心を持つところに探りを入れながら
話をすすめていくというのが、
邱さんの話法だと解釈しています。

そこでなぜ私が
邱さんに関心を持っている人に
関心をもつようにいたったか
話をさせていただきました。

私が勤めていた会社は新日鐵という天下国家を論じ、
自分の財布のことなど気にする奴はダメだといった
気風のある会社でした。

そのせいかどうかわかりませんが、
私の周辺で邱さんに関心を持っている人は
見当たりませんでした。

だから私は邱さんのツアーに参加したとき
このツアーに参加された人に親しみを感じ、
「どういう機縁で今回旅行をされるようになったのですか」
「邱さんのどういうところに興味をおもちですか」
といった素朴な質問をさせていただきました。

そこでもし参加された方たちと一緒に
ツアーに参加していたら、
「きっと皆さんも私からインタビューを
受けることになったと思いますよ」と話しました。

そんな話をすると、
会場の中の空気がすっかりなごみました。


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2003年9月6日(土)

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