第199回
国内だけではおトクな情報は探せません
皆さんは航空券やホテル、現地発のツアーといった
旅行素材の情報は、どこで入手しておられるでしょうか。
雑誌や新聞、旅行情報のインターネット、
あるいは最近増えているテレビの情報番組。
もちろん旅行会社のパンフレットもあるでしょう。
しかし、そうした国内の情報にはすべて
何らかのフィルターがかかっていると思ってください。
有名な雑誌ほど広告関連のフィルターがかかり、
旅行会社で売っている航空券やホテルやツアーは、
その当該旅行会社で手配できるものだけです。
もちろんそうした中にはおトク感のある情報もある。
航空券などは日本発のものが相当安くなり、
日本人が多く行く旅行地ほど割安に買えます。
しかし、ホテルや現地発のツアーなどは、
直接現地に連絡して予約した方がおトクなものもある。
ホテルが一番いい例でしょう。
これから夏場にかけての時期は、たとえば東南アジアのホテルは、
その多くがオフシーズンの料金で泊まれます。
現地のホテルに直接予約すると、
割引されている上に、様々なサービスが付いたプランが数多く出る。
有名なホテルのホームページ見ていると、
部屋のグレードを一段階上げてくれたり、
ディナーやスパなどの割引があったり。
思わずネット上で予約してしまいそうなものが探せます。
あるいは日本の旅行会社が扱っていないホテルが見つかり、
とても特別割引で泊まれるかもしれない。
航空券でも、日本からの旅行者が少ない場所だと、
バンコクやソウルなどと、
海外を拠点にして旅した方が割安なケースも実際あります。
現地の旅行会社が、驚くほど安くて、
付加価値のあるツアーを出していることがある。
考えてみれば当たり前のことです。
旅行する国の情報を事前に調べるときに、現地に、
旅行素材のおトクな商品がないかも探してみるのは。
航空会社もホテルも、世界的な、
いわゆるグローバル化をどんどん進めています。
ならば、旅行者も日本にはない情報を求めて、
グローバルに情報を探していかなくては、
おトクな旅行がつかめないかもしれない。
ブランドに弱いもの良くない。
名前があまり知られていないホテルでも、
施設やサービスの充実したところはいくらでもある。
シティホテル、リゾートホテル、
何度か同じタイプのホテルに泊まった経験があれば、
ある程度、事前の情報だけでも、どの程度のものか、
予想できるはずです。ハズレだったら、
現地で他のホテルに移ればいい。
現地の旅行業関係者に、
「日本人は相変わらず高い料金を払って来ている」
そんな風に思われるのはイヤですよね。
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