第190回
うがい、手洗い、シートベルト
4月か5月に上海に行く予定があったのですが、
中止になってしまいました。
昨年もイラク戦争が勃発して行けなくなりました。
場所によっては年に何度も行くところがあるのに、
逆に何度も行けなくなるところもあるようです。
ところで、中国や香港からの飛行機に乗ると感じるのが、
シートベルトをしていない人が多いこと。
これを書くと航空会社関係の人に怒られてしまうのですが、
エコノミークラスに乗って空いていたら、
何席か占有して横になり、
シートベルトをグルグル巻きにして寝るというのは、
旅なれた人の間では半ば常識になっています。
ですが、香港からの便などでは、
シートベルトをせずに寝ている人が多い気がします。
ベルト着用のサインが消えているからいいじゃないか。
そう思っているのかもしれませんが、
眠っている間に気流の悪いところに差し掛かることだってある。
それに、突然飛行機が大きく揺れてケガをすることもある。
つい先日も、ハワイから日本に向かっていた便で、
乗務員がケガをしていましたね。
ちょうど着陸の準備に入っていて、乗客は皆、
シートベルトをしていたので無事だったようですが。
揺れによって飛行機が落ちることはまずないそうですが、
大きく揺れると本当に危ない。
あるおばあさんがシートベルトをせずに乗っていて、
いきなり大きく揺れた。
目をつぶった瞬間、身体が浮いた感じがしたが、
気が付くとちゃんと席に座っていた。
なんともなかったのかと思ったのですが、
冷静になってみると隣の席に移動していた。
つまり、一度宙に浮いて再び降りたのが、
たまたま隣の席だったというわけです。
周囲を覗うとシートから投げ出されて
ケガをしている人がたくさんいた。
本当かどうか知りませんが、そんな話もあります。
詳しく説明すると長くなりますし、
怖くもなりますから書きませんが、
飛行機に乗っている間は、
トイレに行くときや軽い運動をするときを除けば、
ずっとシートベルトをしていた方がいいです。
SARSの流行やインフルエンザの報道などで
うがいや手洗いは以前にも増して徹底されていますが、
旅行で飛行機に乗るときはシートベルトの着用も、
習慣化した方がいいです。
今まであまりしていなかった人は窮屈に感じるかもしれませんが、
車のシートベルトの同じで、すぐに慣れますから。
うがい、手洗い、シートベルト。
今の海外旅行に必要なキャッチフレーズです。
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