第149回
海外携帯電話が普及していますが・・・
海外で使える携帯電話が急激に普及しています。
NTTドコモ、au/KDDI、ボーダフォンの3社が、
自分の電話番号を、海外でそのまま使えるサービスを
始めたのが、普及に拍車をかけているようです。
ですが、現地の電話会社と提携してのサービスですから、
当然、国内よりも値段は割高になってしまいます。
NTTドコモの「ワールドウォーカー」の場合、
たとえばアメリカ国内での発信通話は1分間で200円。
この3社の料金システムはよく似ており、基本的に、
自分からかけても相手からかかってきても、
通話料金は電話の持ち主が支払います。
「ワールドウォーカ−」のアメリカでの着信通話は、
1分間あたり190円です。
たまに、日本から電話がかかってきて、私が海外にいると分かると、
そそくさと電話を切ってしまう人もいます。
国際電話の通話料が自分にかかると思うのでしょうね。
実際には、こちらが支払うのですが。
また、電話機は海外用のものを借りなければならないため、
そのレンタル料金も必要になります。
NTTドコモの「ワールドウォーカー」をアメリカで使った場合、
1日1000円(1か月なら2万円)です。
au/KDDIの「グローバルパスポート」サービスは、
一部機種が海外でそのまま使え、これならレンタル料は不要ですが。
こうした日本の携帯電話会社のサービスを利用するメリットは、
自分の電話番号を海外でそのまま使える点にあります。
海外へ行く前に、友人・知人に連絡先を伝える必要はありません。
一方で、一緒に旅する人たちとの連絡ツールとして使い、
自分の電話番号にこだわらないなら、海外で借りた方が安い。
アメリカなら1週間で20数ドルのレンタル料ですむものもあり、
通話料自体も総じて割安。
値段にこだわるなら、現地手配がお薦めです。
いずれにしても、もっと海外携帯電話が普及し、電話会社の
競争が激しくなれば、通話料やレンタル料は下がると思います。
と、こんなことを書きながら、電話嫌いの私の本音は、
海外携帯電話の普及には大反対。仕事に必要ですから、
仕方なく持ち歩いているだけなのですから。
どうせ使うなら、安く上げたいと思うのは当然です。
最近は、メールまで携帯で受けられるようになりましたが、
「余計なものを考えやがって」というのが、偽らざる心境です。
30歳台後半の私の世代は、携帯電話が好きか嫌いか。
真っ二つに分かれているような気がします。
携帯電話を持たず、誰にも邪魔されずに過ごす海外。
そんな楽しみを壊さないでほしいものです。
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