旅行記者・緒方信一郎さんの
読んでトクする旅の話

第141回
海外旅行はおトクな時期に突入です

11月も半ばを過ぎ、だんだん寒くなってきました。
国内では紅葉や山登りにいい季節ですが、
旅行は全体的にオフシーズンに突入しました。
一方、海外はといえば、おトクな旅行シーズンの幕開けなのです。

11月に入ると、航空運賃やホテル代は年間通じて一番安いか、
それに近い時期に入ってきます。
ヨーロッパやアメリカ、韓国、中国など、
これから冬を迎える地域は特にそうです。
まず、ホテル代は、通常夏場と冬場の2つの料金区分しかなく、
観光のオフシーズンの冬場は安い料金帯に入ります。
通常の料金に加えて割安なキャンペーンレートも続々と出てきます。

一方の航空券代には、複雑な料金変動があります。
海外の場合は、ホテル代と同じように、2シーズン程度の
料金設定なのですが、日本発着の場合、細かい変動があるのです。
夏場が冬場より高いのはもちろんですが、大型連休、
いえ最近は3日ほどの連休でも値段が上がります。
週末より平日の方が割高なのに加え、韓国などでは、
週初め、週半ば、週末、あるいは日曜出発と、
4段階の料金が設定されることも珍しくない。
しかし、冬場の連休らしい連休は年末年始くらいですから、
この時期さえ外せば、年間で最も安いか、
それに近い料金設定になっているわけです。

寒いところは嫌だ、という人は、東南アジアや南半球があります。
東南アジアは「常夏」ですし、南半球は季節が逆ですから。
もちろん、これらの地域はオンシーズンになるところが多く、
ホテル代も割高な時期に入ります。
しかし、それでも日本では観光のオフジーズンということで、
航空券代はかなり安いものが期待できます。
東南アジアは物価自体が割安ですから、
旅費全体を考えると安くあげられます。
木枯らしの吹く日本を抜け出して降り注ぐ太陽を浴びにいく。
そんな旅ができるのも、これからのシーズンならではの楽しみです。


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