旅行記者・緒方信一郎さんの
読んでトクする旅の話

第130回
羽田−ソウル間はJALと全日空が運航

11月30日から就航する羽田−ソウル(金浦空港)のシャトル便。
日本側はJALと全日空が1日1往復ずつ運航する資格を得ました。
韓国側の2便と合わせて、合計1日4往復が運航される予定です。
とにかく成田は遠い。先日、出張から帰国したのが
土曜日だったのですが、最悪でした。
新宿までリムジンバスで2時間20分もかかりました。
成田エクスプレスは、次の列車には乗れず、30分以上の待ち。
新宿から西へ向かうには京成スカイライナーだと、
最低2回は乗り継ぎが必要です。
それで、結局リムジンバスにしたのですが、
道路の渋滞にハマってしまったというわけです。
2時間20分といえば、ソウルまでの飛行時間とほぼ同じです。
飛行機に乗っている時間より、空港から都心までの時間の方が
長いとは、なんということでしょうか。

これが羽田なら、状況は全然違います。
道路が混んでいるなら、本数の多い電車を使います。
京浜急行とJRで新宿まで30分強。
モノレールとJRを乗り継いでも1時間弱です。
こうした違いだけでも、羽田からの国際線を使う価値はあります。
それに今回は、定期便のように個人客も利用できます。
個人客は一応、普通運賃や正規割引運賃に限定されるようですが、
ツアー客が集まらなければ格安航空券が出回る可能性もあります。
いや、おそらく格安航空券が出回ることは間違いないでしょう。
この夏にある航空会社が企画したアラスカへのチャーター便は、
思うように席が埋まらなかったらしく、ホテルがタダ同然で付いた、
ほとんど格安航空券と同じチケットが出回っていました。
今回の羽田−ソウル線は毎日飛ぶわけですから、
ずっと満席だとは思えません。余った席を埋めるべく、
格安航空券が出回ると考えたほうが自然です。

ツアーあり、正規運賃あり、そして格安航空券でも
乗れるかもしれない。羽田−ソウルのシャトル便は、
かなり便利で使える便となりそうです。


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